コロナ時代の工務店営業

ターゲットに「見つけてもらう」工夫

はじめに

こんにちは。八尾トーヨー住器㈱営業の荒川です。
4月7日の 新型コロナウイルスによる「緊急事態宣言」の発令。当初の予定の5月6日まで 、もう10日を切っています。収束の予想等様々出てきておりますが、まだまだ、この先どうなっていくか見通しが見えない今、 「コロナ収束後(アフターコロナ)の経営をどうすべきか」を考えるのではなく、「予想よりも長引くかもしれないコロナと共存する期間(ウィズコロナ)の経営をどうすべきか」を考えていく事が何より重要であると考えます。

また、同時に「休校・営業自粛・外出自粛・テレワーク促進」等により、家に居る時間が大きく増えたことで住宅の居心地の良し悪しが、人々の健康・仕事効率に大きく影響していく事から、そういった住環境の提案・創造をしていく皆様工務店様の社会的価値・意義は大きくなっていると考えております。

このような状況の中で、実際の工務店様の取り組みを大きく3つに分けて紹介していきます。

①集客率から成約率へ

 集客の為のイベント開催ができない状況により大幅な売上減に陥っている状況が多いと聞きます。今後しばらくは大量に人を集めるイベントを開催するのは難しい。そのような状況で、考えていかなければならないのは、見込み客の数や引き合い数だけにこだわらないようにし、ひとつひとつ確実に契約する成約率に焦点をあて目標設定していく事が大切であると考えます。

 OB顧客へのフォローをより手厚くして、契約率の高いリピーターを育成したり、営業・プランナー育成に力を入れていくといった改善案が考えられます。

 また施主様との面談方法も今までは各ご家庭や店舗・事務所にて打ち合わせを行っておりましたが、SNSやYouTubeでの情報拡散・セミナー開催や、 Line@・zoomskype・Meetといったツールを利用していく事で、間口を広げていき、集客率を維持し成約率を上げていこうとしている工務店様もいらっしゃいます。

②提案内容

■工事期間中できるだけ他人と接触をしなくてよい、屋根の葺き替え・外壁塗装・外構工事を切り口に提案していく。また、1日で完工する工事(玄関カバー工法、内窓設置)もおすすめです。

■在宅時間が長くなるので、断熱性や居住性を向上させる、快適な住環境のご提案。中高級商材を提案していく事により、満足度を上げつつ、売上金額もUP。

■今までの「間仕切りを減らし、空間を広くしていく提案」から「間仕切りを作成しプライベート空間を増やす提案」

 気分を変える為にも、壁紙をはじめとした内装のリフォーム需要は高まると考えられます。また、新築においては低燃費かつ健康住宅の促進につながっていくと考えられます。

③施工現場での対策

■マスク・手洗い・消毒・換気の徹底
  もう当たり前のようにされておりますが、今後夏に近づくにつれて熱中症対策と合わせて考えなければならないので、職人さんにはさらに厳しい環境になってしまいますね・・・

■現場入退場リスト(誰がいつ・どのくらい居たか)
 コロナ感染者が発生した際、すぐに濃厚接触者を判別できるようにしておく必要があります。また、複数の職人さんのグループを持っている工務店さんは、リスク分散の為、各職人さんグループをできるだけ接触させないようにしていく事も必要になります。

最後に

この状況の最中にもちろん 倒産・廃業の危機に立つ企業もある中で
どのように資金繰りをし、
どのように社員を、そして社員の生活・家族を守り、
どのように収束までの期間を切り抜けるのかが、すべての経営者が頭を悩ませていると思います。

この度は工務店様の実例を下に、対応をご紹介しましたが今後も、今だからこそやるべきこと・できることは何かを一緒に考えていければと思っております。

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