壁量計算と構造計算の違いや検証結果を教えてもらいました

こんにちは。営業の荒川と申します。

先日、打ち合わせ時に工務店様の設計さんに
壁量計算と構造計算(許容応力度計算)の違いや検証結果を教えてもらいました。

【壁量計算】
建物にかかる地震力、風圧力に対して必要な壁量(必要壁量) を満たしているかを確かめる計算方式

【構造計算(許容応力度計算)】
建物にかかる固定荷重や積載荷重に地震などの長期荷重、
及び短期荷重を想定し部材(構造部材)の内部に生じる抵抗力を確認する計方式

■ とある物件で、国土交通省や国立の建築研究所、東京大学大学院の研究成果をもとに製作した木造住宅の解析ソフトにより、壁量計算と構造計算の耐力差の検証が行われました。

結果、建築基準法による壁量計算の耐震等級1の1.63倍が構造計算の耐震等級1という結果。

また「壁量計算」で導かれる耐震等級3は、「構造計算」で導かれる耐震等級2よりも弱いと結果が出ています。

■ 2年後の2025年4月の法改正で、4号特例の縮小が決まっております。

一定以上の規模が大きい建物は許容応力度計算が義務になりましたが、
2階建ての一般住宅規模の場合の耐震性の確認方法は、従来通りの壁量計算も使用可能となります。

ビルダー様にとっては業務負担となりネガティブな意見が多い状況ではありますが、
今回の改正は施主様目線では安心・安全な住宅に住めるメリットのある改正となります。

当社は様々な問題や課題に対してポジティブに提案させていただきます。是非弊社までお問合せ下さい。

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