阪神チーム白井です。今回はエコエア90についてご説明させていただきます。
空気中には排気ガスやPM2.5、黄砂、花粉、ウィルスや菌などがたくさん飛散しております。こういった空気中の汚染物質を私たちは普段何らかの形で吸い込んでいます。また、人が口にしているものの80%以上は空気と言われており、子どもの場合は、呼吸量が大人の約2倍とも言われており、皆さんも最近コロナウィルス感染率が急激に増加傾向にある中で空気の質(換気、通気)を最も重要視されていると思います。
在宅ワークや外出自粛により1日の殆どがお家で過ごされる方も多いと思いますが、ご家庭内での空気をきれいに保つためにはどうすればいいのか、今回は換気方法についてみていきたいと思います。
換気方法について
お家の中の換気というと、換気扇や窓を開けるといった方法があります。
ですが、それだと空気の質はそのままで温度や湿度も外の空気と一緒になってしまうため、暑い夏の日や寒い冬の日にはせっかく室内を快適にしたのにといった問題が出てきます。近年では、国の推進により高気密・高断熱の省エネ住宅が広がっており、その為に起こるリスク(シックハウス症候群など)をなくすため24時間、強制的に換気する必要あります。その為、2時間に1度はお家の中の空気をすべて入れ換える「換気システム」の設置が法律で義務付けられています。
その換気には大きく3種類あります。
・給気と排気を機械的で換気する第一種換気
・給気は機械的、排気口のみ自然で換気する第二種換気
・給気は換気口のみ自然で排気は機械的に換気する第三種換気
第一種換気は全熱交換型と顕熱交換型に分類されており、全熱交換型は温度と湿度を交換するため室内の快適な状態を維持します。それに対して、顕熱交換型は温度だけを交換するため、夏や梅雨はジメジメした外気を、冬は乾燥した外気をそのまま室内に取り込みます。高温多湿な夏や過乾燥になる冬の環境にも対応できるよう、日本では湿度も交換してくれる、全熱交換型が多く採用されています。
エコエア90を御存じでしょうか?
LIXIL製品の第一種全熱交換型の換気システムで、熱交換率90%と世界トップクラスのエコエア90。例えば、外の空気が0℃、室内が20℃だとしたら、換気をして新しく入ってくる空気は18℃となりますので、室内温度との差は2℃となります。また、湿度についても以下の図のように夏と冬それぞれに室内の湿度に近づけて外気を取り入れますので、換気をしても室内の快適性を損なうことはありません。
エコエアで換気をすることにより、換気システムそのものの電気代は高くなりますが、熱交換なしの換気をするよりもエアコンなどの冷暖房費が大幅に削減できるため、トータルコストはお得になります。
メンテナンスやお掃除も手間いらず!!
・防虫ネットで虫を取り、そのままゴミ箱へ捨てることが出来ます。
・フィルターも天井や床などひと手間かかる場所ではなく、壁の中に設置されているのでメンテナンスもラクラクです。
・フィルターの目が細かく、表面にはウィルスの繁殖を抑える加工が施されていますので、花粉はもちろん、さらに小さいPM2.5などもほぼ除去できる優れものです。
ウィルス感染予防にも効果的?
新型コロナウィルスの影響で3密を避けるための1つで換気という面で重要性がありますが、お家の中においても換気は大切です。エコエアでウィルスを家の中への侵入を防げるのか?という疑問もありますが答えはNO!です。ウィルスはとても小さく、これを通さないとなると、空気も通さないものになってしまい、逆にシステムとして成り立たなくなってしまいます。では、コロナには効果がないのか? それも答えはNO!!です。
ですので、外からフィルターを通してきれいな空気をまずは生活空間である居室、そして家の中、汚れた空気はトイレなどの水回りへ流し、家の外へと排出する川の流れのような経路をきちんとつくることが大事です。
実はウィルスは紫外線に弱いので、屋外からのウィルスを心配する必要はありません。むしろ中に持ち込んでしまった時に家の中からきちんと出すことが大切で、そのためには空気の入口と出口がしっかつくる必要があります。エアコンのように出入口が一緒のシステムもありますが、それだと空気の流れが悪く、一か所に滞留してしまう為、汚れた空気がきちんと排出されません。
最後に
窓を開けることが換気と思う人も多いのですが、ただ窓を開けて換気をすればきれいな空気になるとは限りません。家の隙間をしっかりなくし、入口と出口の流れを作ることが、確実にきれいな空気を取り入れるためには大事です。今回ご紹介したエコエア90はお客様には性能がUPするお勧め商品になります。環境と身体にやさしい家をつくるためには欠かせない換気システムですので、あまり気にされない方も多いかもしれませんが、ここにも是非注目してみてください。他に気になることなど御座いましたらご遠慮なく弊社担当までお問い合わせください。