こんにちは。八尾トーヨー住器株式会社の田村です。
現在、未だに猛威をふるっている新型コロナウィルスですが、社会に与えた影響は非常に大きく、これからの生活様式に大きな問題提起をしたと言っても過言ではありません。
私たちが従事している建築という業界は人々の「生活様式」に直結する仕事なだけに他人事では決してありません。ではこれからはどういった建物が必要となってくるのか？
考えてみたいと思います。
コロナ禍は、すでに始まりつつあったオンライン化をいやおうなしに加速させました。
工務店様に御案内させて頂いたセミナーやショールームへの御案内なども自宅で受講、見学ができる状況に変わりました。
多くの方々が通勤の必要がなくなり、家で過ごす時間が格段に長くなったはずです。
今後、新型コロナウィルスとの付き合いがどうなるかはわからないですが、やってみれば家でもできることの多さに気づいた後は、完全に以前の状態に戻ることはなく、ある程度、在宅勤務のスタイルは残ると考えます。
そうなりますと、外で働くという前提の住環境は変化が求められるようになります。
例えば家で過ごす時間が増えるのだから、ただ帰って寝る場所ではなく、もっと快適な空間が必要となるかも知れません。
であれば、家でも仕事のしやすい空間を整備したくなると思います。シンプルな書斎ではなく実際に機能する小さな仕事場であったりするかも知れません。
つまり自宅と仕事場は分けて建築を考えるという直近の近代都市の前提は崩れてしまいます。
新築工事であれば、最初から自宅内に仕事場があることが要件となるケースが増えるでしょうし既存住宅で有ればリフォームが検討されるかも知れません。
「コロナ時代」の人々の生活様式は変わる。
これを基本とするならば、まず住宅が変わり、それが各企業のオフィスに影響を及ぼし、やがては近代都市の在り方が変わるかも知れないのです。
まだまだ未知数であることは確かですが遠い未来の話ではないような気がしています。
未だ困難な状況ではありますが、様々な対応策を考え今の時代に沿った仕事を行い皆様のお役に立ちたいと思っております。
なにか御座いましたら、是非下記のフォームより御問合せをお願い致します。
