はじめに
こんにちは。八尾トーヨー住器株式会社の善方です。
残念ながら、昨年は特に日本列島を大きな災害が襲った年となりました。
昨年の1月の「能登半島地震」や、8月の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が
強く印象に残っているのではないでしょうか。
地震は“定期的に必ず来る災害”と言われています。今年を機に“これからの対策”を進めませんか?
これからの家づくりには「耐震+制震」
“制震ってなに?”
地震対策には主に「耐震」「免震」「制震」の3つの工法があります。
・「耐震」とは
筋交いや面材によって強度を高めて、地震の力に耐える工法です。
建築基準法では、1923年の関東大震災クラスの地震に耐えられる建物の強さを耐震等級1と定めています。
しかし、1995年の兵庫県南部地震では、想定を大きく超える地震波(818gal)が観測され、
より高い強度が必要となりました。これがきっかけで作られたのが、耐震等級2と、耐震等級3です。
・「免震」とは
ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、地面の揺れから免れる工法です。
いわば建物が宙に浮いた状態で地面だけが動くという状態を作ります。
地震対策としては理想的な工法の一つですが、小地震や台風などで建物が動いたり、
建物の周囲を空ける必要があったりと、いくつかの制約があります。
また非常にコストが高く、広く普及するには至っていません。
・「制震」とは
エネルギー吸収体を住宅に配置することで建物の揺れを抑える工法で
超高層ビルや橋にも採用されている最新の揺れ防止技術です。
耐震工法と組み合わせることにより、安全性をより高めることが可能となります。
制震工法のメリット
・エネルギーを吸収し、建物の傾きを抑えます。
・建物ダメージを低減することで、本来の耐震性能を維持します。
・免震工法と比較し低コストなため、一般住宅での採用が可能です。
制震ダンパーのご紹介
弊社では、アイディールブレーン㈱の制震ダンパーを推奨しています。
ミューダムは、摩擦抵抗力を利用した金属製のダンパーです。
地震が発生するとスライド部分の強力なブレーキにより、地震の力を吸収する仕組みになっています。
阪神淡路大震災の揺れを連続で48回受ける実大実験もクリアしている、繰り返し性能の高い、
ハイクオリティな制震ダンパーです。
・国土交通大臣認定壁倍率取得済み
・厚さはわずか30mm、断熱材の配置空間を十分に確保した薄型制震ダンパー
・60年以上の耐久性
制震テープは、高層ビルの制震装置に用いられる吸収部材を、木造住宅向けにテープ状に加工したものです。
建物の柱・梁と面材の間に挟みこむことで壁の傾きを抑え、釘のダメージを減らすことができます。
また、住宅一棟に対して、制震テープは大量に分散配置するため、
阪神淡路大震災や熊本地震で被害の多かった「ねじれ倒壊」の防止にも効果的です。
さらに、今注目されている高気密・高断熱な家づくりにおいて、制震テープは気密テープとしても機能します。
・揺れ幅を最大80%低減
・110年後も十分な制震性能を維持
最後に
いかがでしたのでしょうか?
家は、家族が安心して暮らせる場所であるべきです。
地震に備えるには、まず家づくりから。耐震+制震でお施主様が安心して暮らせる
家づくりをしませんか?
弊社がそのお手伝いをいたしますのでご興味がある方は、どしどしお問合せ下さい!